フランス・オクシタニ地方ライドその1.1
土曜日(11月16日)の午後。ブレロは、日本食の食材を買い求めに、トゥールーズにあるその種の専門店(Au Petit Japon)に赴いた。ブレロの妻氏は、上手にうどんやそうめんを作ってくれるが、その材料が切れてしまったのだ。
この店は今のところ、ブレロが日本語を使用して買い物をした唯一の店である(店主が日本人)。日本語を使用できるというのは、やっぱりホッとする。
自宅に戻ってみると、ブレロ3号(3歳の息子)はお昼寝タイムだった。妻氏が6時までサイクリングしてきてよいというので、自宅からみえる丘陵(それほど遠くないようにみえる。)を登りに愛機をもって出かけた。
とくにルートセッティングをせずに目算で走ってみたものの、丘陵がいっこうに近づいてくる気配はない。結局、グーグルマップで急遽ルートセッティングをした。そうしたら、自分が全然逆方向に走っていることに気が付いた(笑)。
目当ての丘陵は、ガロンヌ川を渡ってすぐのところにあった。あとで詳細に地図をみてみたが、この丘陵は前回のライドでも通過したモントー(Montaut)丘陵と地続きのようである。入口から丘陵へは、愛機の1速で足をつかずに登り切れるほどの緩やかな坂であった。少し車道を離れて脇道に入ると、広大な畑が視界いっぱいに広がっていた。西にはずうっと向こうまで続く平野を眼下に見渡すことができ、どれほどの距離なのか一見しただけでは想像がつかないが、地平線の彼方にピレネー山脈と思われる薄紫色の山の影をうっすら見てとることができた。
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丘陵の頂上付近から1
東方の遠くにみえる丘陵は、あれはヴネルク(Venerque)丘陵だろうか…。確かに距離は数キロくらいしか離れていないはず。
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丘陵の頂上付近から2
脇道はすぐダートになったが、出国前にブレロの愛機は前後輪ともシュワルベ・マラソンに替えたので、安心してライドできる。
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丘陵の頂上付近から3
西方には広大な平野が広がり…彼方の山群はピレネー山脈だろうか…。
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交差する飛行機雲1
このあたりは意外にしばしば飛行機が飛んでいる。飛行機雲は長く残らないのだが、これほど交差しているのはすこしびっくり。
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ふいに出会ったお馬さん
一瞬「蒙古馬か?」と目が点になった。ずいぶんと丸っこいお馬さんである。長いことブレロをじっと見つめていた。
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丘陵の頂上付近から4
このあおあおとした畑は、冬もこのままあおあおとしているのだろうか。そうだといいな…。
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自宅付近の橋の上から
暮れていく空のカンバス上を縦横に走る飛行機雲の美しい軌跡。
自宅からすぐのところに、愛機で登り切れるこんな素晴らしい丘陵があるなんて。今日はいい発見をした。