ニーム
家族サービスのためにニーム(Nîmes)へ旅行してみた。ニームに行くのはブレロ一家にとって初めてのことである。
トゥールーズと同じオクシタニ地域圏とはいっても、300キロも離れているので、電車で片道3時間はかかった。フランスは広い。
カルカソンヌには「中世」を感じたが、ニームからは「古代」を感じる。この街は、フランスという国ができるはるか以前から存在していたからだ。
到着してすぐ感銘を受けたのは、この街の清潔さである。犬を連れている人がそれなりにいるにもかかわらず、放置された糞をほとんどみない。トゥールーズとは違う。
またそのことと関係するのだろうが、街の人たちの民度が高いように思えた。少なくともレストランのスタッフやそこで出会った人々、タクシーの運転手とコミュニケーションをとった限りでは、そのように感じた。
そこそこ有名な観光地だと思うが、観光地ズレしているようには全く思えなかった。フランスに転勤している間、1ヵ月くらいここに住めないか、とすら思ったくらいだ。
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円形闘技場1
2世紀末に建築されたという。ここで剣闘士が命をかけて戦っていたとは…猛獣狩りや処刑も見世物にしていたらしい。
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円形闘技場2
街を背景に場内へ通じる通路に立つブレロ3号。
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円形闘技場3
現在でも夏場にコンサートや闘牛ショーのために使用されるという。
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円形闘技場4
観客席は一番上まで登れる。風雪のせいで足場がよくないためか、かなり急峻にみえ、怖く感じる。腰から上はもう場外。
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円形闘技場5
場内に降り立って。ブレロ3号が砂利を拾って遊んでいる。
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メゾン・カレ
ギリシア神殿とほぼ同じ形式の建築でここまで良好な保存状態のものはほかにないという。紀元前16年ころの創建とか。
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マーニュ塔1
ニームは元々城壁で囲まれた都市だった。この塔はその残部のようである。
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マーニュ塔2
内部の様子。螺旋階段で上まで登れるが、階段の幅が狭く簡易な手すりなのでけっこう怖い。降りてくる人とすれ違うときはスリルがある。
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マーニュ塔3
からみたニームの景色。
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ポン・ド・ガール1
路線バスで行く予定だったが、土曜日は走っていないことを現地で知った。。タクシーで行ったけれども、その価値は十分。迫力に圧倒された。
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ポン・ド・ガール2
に併設されている橋(これ自体19世紀のもの)の上から。
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ポン・ド・ガール3
下を流れるガルドン川から水を引くことはできなかったのだろう。重力の関係で。おそらく。
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夜のニーム
レストランからの帰り道。別のレストランの前で偶然フラメンコ・ショーをみた。寒いのにすごい。