桜咲く都幾川ライド

今年、桜の季節には、埼玉県を流れる都幾川の桜堤を走ろうと決めていた。

 

かつて(桜の季節ではないが)都幾川に沿って走ったことがあるので、基本的にそのコースを再び走ろうと考えた。出発点は小川町駅で、ゴールは指扇駅である。

 

ただ、当時のコースには交通量が多い県道212号を走る部分があり、かなり疲労した記憶があるので、そこは修正をして、越辺川の南側から入間川に合流することにした。

 

この改訂版のコースはかなりよかった。ただ、前回ちらっと見て印象深かった「金笛しょうゆパーク」を迂回するコースになってしまったのが、残念といえば残念か。

 

桜の季節に都幾川の桜堤を訪れたのは初めてである。さすが名にしおう桜堤で、えんえんとソメイヨシノが川に沿って立ち並ぶ姿はまさに壮観であった。

 

ただ、桜はいくら見事でも、やはり静かな雰囲気の中で味わいたいものである。それもあって今回は平日(金曜日)にライドした。そのおかげでわりと空いていたが、休日だったらここの人出はいったいどんなものだろうか。

 

桜というと、ブレロはいつも西行法師の例の歌を思い出す。

 

願わくは花の下にて春死なんその如月の望月のころ

 

または「蒼天の拳」という漫画の中で主人公がつぶやいた言葉を思い出す。

 

この桜は武人の心…

精一杯生きたらば潔く散る

儚く美しく

艶やかに

 

ちなみにこの漫画の主人公とその宿敵は、決闘前日、桜の下で酒を酌み交わしたが、

 

彼らを「包む空気は涼やかで、そこには怨讐も意地もなくあまりに透き通っていた」

 

と、描写されている。

 

ブレロは、「儚く美しく艶やかに」散ることも、桜の下で永眠することもできないだろうけれども、できるだけ長く、透き通った空気の中、桜の木の下をBromptonでひとり走りたいものだ。

 

 

↑今回のライドのショートムービー

 

本ライドのルート記録