病み上がりの舎人公園ライド
8月中旬に風邪をひいて以来養生に努めているが、なかなか全快しない。喉がおかしいままである。龍角散のシュガーレス・タブレットを常備しない日はないこの頃。
それでも発熱はしなくなったので、妻氏がブレロ3号を連れて実家に帰省する週末に、あまり無理をしない近場のライドに出掛けることにした。自宅からさほど遠くない舎人公園でチェアリングすることにした。
広くて木々の多い舎人公園はブレロのお気に入りの公園である。出がけに自宅そばのファミリーマートでモカブレンドとスナックも買った。モカブレンドはホットを注文してサーモスに詰めた。そこまでしてから、ワイヤレスイヤホンをカバンに入れるのを忘れたことに気が付いた。最近、忘れっぽい。取りに戻る時間がもったいない。
新芝川サイクリングロードを走り、途中から橋を渡って北足立市場の方角へ。その隣が舎人公園である。公園内の丘を登って、ネモフィラ花壇があったところからほど近い木陰に店を広げて落ち着くことにする。ここは売店からも近いので、もしコーヒーがなくなったら追加することも容易だ。
午後3時以降は曇り空で気温はそれほど高くはない。しかし地面には(コンクリート上も)アリがいっぱいいて、やや閉口する。マグカップをサーモスの上に載せておかないとアリがコーヒーの中にダイブしてしまう。帰るときはリュックに張り付いたアリを時間をかけて残らず叩き落とさなければならなかった。
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舎人公園内
は今緑濃い状態。あちこちに木陰ができている。
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公園内の売店
からほど近いところに店を広げて…折りたたみ椅子と折りたたみテーブルと。
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テーブルの上には
サーモスに詰めてきたホットコーヒー、チタンのマグカップ、スナック。テーブル下に蚊取り線香。
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2号機
はお座り状態。キックスタンドだと不意に倒れることがあるが、畳んでおけばその可能性は低くなる。
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夕暮れどきの
舎人公園。この時間帯、ブレロは場所を変えていた。ここは子供向け遊具のある南部の「冒険の丘」付近。
チェアリングしている間は、Kindleで東本昌平の「雨はこれから」という漫画を読んだり、France Musiqueのジャズ番組をポッドキャストで聞いたりした。東本昌平の作品は「キリン」を通じて読むようになった。「キリン」は一時期Unlimitedで無料で読めた。ブレロはサイクリストでオートバイ乗りではないし、「スピードは空がくれた最後の魔法」※といった類の哲学を共有する人間でもないが、「キリン」、とくにそのホリゾンタル・グレイ編はブレロの心に強い印象を残した。仕事も家庭も振り切ってスピードの世界に身を投じる男たちの一般人からは理解しにくいダンディズム。彼らは「あちら側の世界」に生きる住民たち。ブレロも、いわゆる「大人」になりきれない老人として仕事も家庭も振り捨てて、自転車で小さな冒険の旅に出てみたい――そういう奇妙な情熱を搔き立てる漫画だった。もちろん実際には、家庭のために――クール宅急便を受け取るために――午後6時過ぎにはそそくさと公園を後にした生活者としての大人をやめることができないブレロなのだが…。

↑ここからインライン・リンクで表示。「ホリゾンタル・グレイズのどこまで行っても地平線を走る銀馬の群れには永遠に近づくことができない憧れであり、その走りに出会ったものはあえて語り継ぐ。地平のかなたを走る銀馬が蜃気楼でないことを知っているからだ。」
※ G・Grip「Winners」の歌詞より。




